ミーソン遺跡
世界遺産に指定されている「ミーソン遺跡」
ベトナム中部には多くの世界遺産が集まっているので、近年ベトナム観光客が絶えない場所となっています。ベトナム中部にあって世界遺産に指定されている「ミーソン遺跡」について紹介します。
古代に栄えたチャンパ王国の遺跡がたくさん発見されている場所です。そしてチャンパ王国の遺産としての価値が認められて1999年に世界遺産へ登録されたのです。ミーソン遺跡はダナンから南へ70キロほど行ったところにあります。他にも世界遺産の「ホイアン」から40キロの位置にあるため、ベトナム観光のツアーに参加すると、一度に二つを堪能できると思います。
チャンパ王国は海沿いに王国を築いて、中国やインドやオランダや欧米などと交易を行っていたそうです。この交易力によって、高い技術力を持っていた国でした。チャンパ王国の宗教はヒンドゥー教が主なものとなっています。これにインドの文化も柔軟に取り入れていたそうです。ミーソン遺跡から発掘されたものは、ダナンにある「チャム彫刻博物館」に展示してあります。時間に余裕がある場合、博物館を見学してからミーソン遺跡を訪れるのがおすすめです。
ミーソン遺跡へは、個人で行く場合もツアーで行く場合も交通手段がバスとなります。一般的にはダナンかホイアンからツアーで行くのがいいと思います。途中舗装されていない道路も通るので、車酔いするかもしれません。水分補給用のミネラルウォーターを持参し、車酔いが心配な人は酔い止めも飲んでいった方がいいと思います。バスには荷物置き場がないので、できる限り荷物は少なめにしていくといいと思います。遺跡の入場料は60000ドンです。
遺跡の入口までは、ジープかカートで5分ほど移動します。遺跡の中には軽い休憩所とレストラン、出土品を展示したコーナーがあります。広大な敷地の中に随所に遺跡が点在しています。