コーロア城
世界文化遺産として登録されているタンロン城
ハノイの中心部から18kmのところにある「コーロア城」は、古い城で人気のベトナム観光スポットとなっています。紀元前3世紀のアンズーンヴーン時代に建立されたお城です。ベトナムで初めて都が置かれた地です。
お城の裏側は水辺に面していて、船で直接出入りできるようになっています。現存しているのは9つの建物の中の3つだけとなっています。城の高さは平均5mくらいで、高いものは12m近くもあります。幅は20mから30mもあるものがあります。お城には様々な工夫が施されているので注意深く見ていくととてもおもしろいと思います。
旅行会社からは2大城跡散策というベトナム観光ツアーが組まれていて、コーロア城と合わせてタンロン城を散策するプランのものが出ています。ツアー時間は約5時間となっています。
タンロン城は2010年に世界文化遺産として登録されている貴重な歴史的建造物です。昔、現在のハノイがタンロンと呼ばれていた時代のお城です。「昇龍」と書いて「タンロン」、その名の通り龍が現れてこの地から天へ昇って行ったという伝説が残っている地です。当時はタンロンが行政の中心地となっていました。
入場料は無料で、案内人やパンフレットなどもありません。管理人へ旅行者であることを伝えて自力で散策します。内部には簡単な地図があります。タンロン城の王宮跡には規模はあまり大きくありませんが、人類学上でとても価値の高い遺産が保存されています。